漢文訓読(読み)かんぶんくんどく

精選版 日本国語大辞典 「漢文訓読」の意味・読み・例文・類語

かんぶん‐くんどく【漢文訓読】

〘名〙 漢文日本語文脈になおして読むこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「漢文訓読」の意味・読み・例文・類語

かんぶん‐くんどく【漢文訓読】

漢文を日本語の文脈に直して読むこと。→訓読

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の漢文訓読の言及

【漢文】より

… 漢文が果たした役割のうえでもっとも根源的と思われる点は,音声言語しかもたなかった日本人が漢字という文字言語をもち,それによって歴史,風土を記述し,神話,伝承,歌謡などをも記録しえるようになったことにある。もちろん,こうしたことが可能になった背景には,古代の日本人が中国本土,朝鮮半島からの渡来人の手引きによって,漢文を日本語で読み解く方法を考えだし(漢文訓読),みずから漢文を書く経験を積み重ねてきたということがある。しかもこうした経験を通して,漢文が負っている制度,思想,文学など,広く中国の文化が享受されたことも見逃しえない。…

※「漢文訓読」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android