潔癖(読み)ケッペキ

デジタル大辞泉 「潔癖」の意味・読み・例文・類語

けっ‐ぺき【潔癖】

[名・形動]
不潔なものを極度に嫌う性質。また、そのさま。「潔癖で、何度も手を洗う」
不正なことを極度に嫌う性質。また、そのさま。「金銭に関して潔癖な人」
[派生]けっぺきさ[名]
[類語]潔い堂堂正正堂堂高潔潔白清純純潔廉直清廉廉潔貞潔毅然きっぱり断固断然断じて頑として屹度きっとびしびし心を鬼にする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潔癖」の意味・読み・例文・類語

けっ‐ぺき【潔癖】

〘名〙 (形動)
少しの不潔もきらう性癖。また、そのさま。きれいずき。潔病(けっぺい)
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉上「潔癖が嵩(かう)じて一種の痼疾(こしつ)のやうに成って居たが」
② 不正なことをひどくきらう性質。また、そのさま。
社会百面相(1902)〈内田魯庵増税「賛成すれば忽ち買収されたと喧しく云はれるんだから我我潔癖の者は実に大迷惑だ」

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普及版 字通 「潔癖」の読み・字形・画数・意味

【潔癖】けつぺき

きれい好き。〔宋史、文苑六、米伝〕好みて癖をし、人と巾を同じうせざるに至る。爲す譎異(けつい)、時に傳笑すべきり。

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