せん‐こう ‥カウ【潜行】
〘名〙
①
水中などをもぐって行くこと。くぐって行くこと。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈
宮崎柳条〉二編「水に在る時わ、其戸を閉ぢて水中を潜行
(センカウ)す」 〔史記‐大宛伝〕
②
人目をしのんで行くこと。人知れずひそかに行くこと。微行。
※
太平記(14C後)四「此所存を上聞に達せばやと思ひける間、微服潜行
(センカウ)して
時分を伺ひけれ共」 〔
杜甫‐哀江頭詩〕
③ 内密に行なうこと。人目をさけて行なうこと。
※卍庵仮名法語(18C中か)「須らく証上に修あることを知って、潜行密用、西来の
祖道を
保任すべし」
※近世紀聞(1875‐81)〈
染崎延房〉二「
官位を辞して
京師を脱し〈略〉当時
長州に潜行
(センカウ)せられて専ら外国掃攘の
事件を主張做す程に」
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デジタル大辞泉
「潜行」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「潜行」の読み・字形・画数・意味
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潜行
せんこう
水泳用語。一般には潜水と称する。目的は,深くもぐる,遠くまでもぐる,水面下で各種の動作を行うことにある。もぐり方には,水中に立った姿勢をとり,そのまま脚のほうからまっすぐ潜入し,十分な深さに達したところで静かに頭を下げ,身体を水平にして潜行の姿勢に移る立ちもぐりと,水面に伏した姿勢から手先や頭を先にして潜入し,十分な深さに達してから潜行に移るさかさもぐりとがある。潜行の泳ぎにはいろいろあるが,平泳ぎが最も普通である。浮力作用による浮き上がりを防ぐため常に頭のほうが脚より低い姿勢を保つ。
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