潤む(読み)ウルム

デジタル大辞泉 「潤む」の意味・読み・例文・類語

うる・む【潤む】

[動マ五(四)]
湿りけを帯びる。また、水分を帯びて、くもったようになる。物の輪郭がぼやける。「霧に―・む町の灯」
目に涙がにじむ。「目が―・む」
涙で声がはっきりしなくなる。涙声になる。「声が―・む」
打たれたりつねられたりして、皮膚が青黒くなる。
「傷ガ―・ム」〈和英語林集成
色つやが薄れる。鮮やかでなくなる。
「灰捨てて白梅―・む垣根かな/凡兆」〈猿蓑
[類語]濡れる湿る潤う湿す濡らす潤す濡れそぼつ湿気る浸潤じめつくじとつくそぼつそぼ濡れるしょぼたれるしょぼ濡れる潮たれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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