潮垂れる(読み)シオタレル

デジタル大辞泉 「潮垂れる」の意味・読み・例文・類語

しお‐た・れる〔しほ‐〕【潮垂れる/塩垂れる】

[動ラ下一][文]しほた・る[ラ下二]
みすぼらしいようすになる。元気がないように見える。
「しょぼしょぼと―・れた姿で帰って来る」〈花袋田舎教師
衣服などが潮水にぬれて、しずくが垂れる。また、雨・露・霜などにぬれる。
露霜に―・れて、所定めず惑ひありき」〈徒然・三〉
涙を流す。泣きぬれる。
御覧ずるたびごとに、九条殿―・れさせ給はぬ折なし」〈大鏡・公季〉
[類語]濡れる湿る潤う湿す濡らす潤す濡れそぼつ湿気る潤む浸潤じめつくじとつくそぼつそぼ濡れるしょぼたれるしょぼ濡れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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