潮招・望潮(読み)しおまねき

精選版 日本国語大辞典 「潮招・望潮」の意味・読み・例文・類語

しお‐まねき しほ‥【潮招・望潮】

〘名〙 (「しおまねぎ」とも) スナガニ科のカニ九州有明海や長崎沿岸に多産し、干潟の泥地に穴を掘ってすむ。背甲は長さ約一・五センチメートル、幅約三センチメートルの長方形背面は暗青色で、はさみ足は赤褐色眼柄は長い。雄の一方のはさみはきわめて大きく、干潮時、穴の口でこのはさみを上下に動かし潮を招くような動作をすることからこの名がある。《季・春》 〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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