灑落(読み)さいらく

精選版 日本国語大辞典 「灑落」の意味・読み・例文・類語

さい‐らく【灑落】

〘名〙 (形動ナリ・タリ)
① さらっと落ちること。また、そのさま。しゃらく。
文華秀麗集(818)下・神泉苑九日落葉篇〈嵯峨天皇〉「自然灑落任朔風」 〔潘岳‐秋興賦〕
② さっぱりしていて物にこだわらないこと。また、そのさま。しゃらく。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四「風態浮薄、動止灑落、粉粧凝すと雖も」 〔宋史‐道学伝一・周郭頤〕

しゃ‐らく【灑落】

〘名〙 (形動) (「しゃ」は「灑」の慣用音) =さいらく(灑落)易林本節用集(1597)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「灑落」の読み・字形・画数・意味

【灑落】さいらく

洒脱

字通「灑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android