火之迦具土神(読み)ほのかぐつちのかみ

精選版 日本国語大辞典 「火之迦具土神」の意味・読み・例文・類語

ほのかぐつち‐の‐かみ【火之迦具土神】

古事記」に見える神。火の神。伊邪那美命は、この神を生んだために、女陰(ほと)を焼かれて死亡したとされる。なお、「日本書紀」には、火産霊(ほむすひ)とする所伝もある。また「祝詞・鎮火祭」にも火結神(ほむすび)の神と見える。迦具土神。軻遇突智。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android