精選版 日本国語大辞典 「火床」の意味・読み・例文・類語
ひ‐どこ【火床】
〘名〙
※浮世草子・立身大福帳(1703)六「火どこのすへやう、こしきへ風のあたりて、中のさめぬやうにとて」
② 船中に①を設けた間所(まどころ)。大型和船のやぐら内に設ける炊事用の間。ふつう胴の間と艫の間のあいだにある。火床の間。世事(せいじ)。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浮世草子・懐硯(1687)一「情ある人々は胴の間に乗うつりければ、我は火床(ひトコ)の前に身をすすめて」
ほ‐ど【火床】
〘名〙
① 火をたく所。特に、いろりの中心の火をたくくぼんだ所。
② 一般に、炉の燃焼室の床。
か‐しょう クヮシャウ【火床】
〘名〙 ボイラーの、火をたく所。
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