火打ち箱(読み)ヒウチバコ

デジタル大辞泉 「火打ち箱」の意味・読み・例文・類語

ひうち‐ばこ【火打ち箱】

火打ち道具を入れておく箱。
「―をさがし、やうやうに火をおこして」〈人・梅児誉美・初〉
狭い家をあざけっていう語。
「家貧しくて身代は、薄き紙子の―」〈浄・反魂香

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android