灰汁桶(読み)あくおけ

精選版 日本国語大辞典 「灰汁桶」の意味・読み・例文・類語

あく‐おけ ‥をけ【灰汁桶】

〘名〙 水を満たした中に灰を投じ、底の栓(せん)口から灰汁がしたたるように仕掛けた桶。
※俳諧・猿蓑(1691)五「灰汁桶の雫(しづく)やみけりきりぎりす〈凡兆〉 あぶらかすりて宵寝する秋〈芭蕉〉」

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デジタル大辞泉 「灰汁桶」の意味・読み・例文・類語

あく‐おけ〔‐をけ〕【灰×桶】

洗濯や染め物に使う灰汁を取る桶。灰と水を入れ、桶の下の口から灰汁が落ちる仕掛けになったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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