灸箸(読み)やいとばし

精選版 日本国語大辞典 「灸箸」の意味・読み・例文・類語

やいと‐ばし【灸箸】

〘名〙 灸をすえる時、艾(もぐさ)をはさむ箸。
浮世草子日本永代蔵(1688)三「取(とりふき)屋根の輪・扇の要刻み、灸箸(ヤイトハシ)を削り」

きゅう‐ばし キウ‥【灸箸】

〘名〙 灸をすえるとき、もぐさをはさむ箸。桃の枝で作った。やいとばし。
※俳諧・物種集(1678)「追手八専からめて土用 宇治瀬田の灸はしをぞ引れける〈宗因〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「灸箸」の意味・読み・例文・類語

やいと‐ばし【×灸箸】

をすえるとき、もぐさを挟むはし。

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