炎夏(読み)えんか

精選版 日本国語大辞典 「炎夏」の意味・読み・例文・類語

えん‐か【炎夏】

〘名〙 暑い夏。真夏。《季・夏》
※俳諧・俳諧新式(1698)夏の詞よせ「漢に用る詞の類〈略〉炎夏(エンカ)
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「人民毎戸炎夏(ヱンカ)の季に至り候ては、一般蚤を生ぜざるはなし」 〔独孤授‐清簟賦〕

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デジタル大辞泉 「炎夏」の意味・読み・例文・類語

えん‐か【炎夏】

暑い夏。真夏。 夏》

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普及版 字通 「炎夏」の読み・字形・画数・意味

【炎夏】えんか

ま夏。〔水経注、巨洋水〕余、角の年、東州に持す。至れば炎夏、火るるが(ごと)し。閑居想、琴を提げ、友を命ず。

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