炎炎(読み)エンエン

デジタル大辞泉 「炎炎」の意味・読み・例文・類語

えん‐えん【炎炎】

[ト・タル][文][形動タリ]
火の盛んに燃え上がるさま。「炎炎と燃え盛る市街地
熱気の盛んなさま。
理想は其―たる熱血あおれり」〈秋水・兆民先生〉
[類語]めらめらぼうぼうかっかかっとかんかんぼっとぱっとぽっぽぱちぱち猛火烈火炎上大火火の海丸焼け全焼火だるま燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃え立つ

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精選版 日本国語大辞典 「炎炎」の意味・読み・例文・類語

えん‐えん【炎炎】

〘形動タリ〙
① 火の盛んに燃え上がるさま。
謡曲歌占(1432頃)「頭(かうべ)火炎を戴けば、はくせき骨頭より、炎々たる火を出だす」
② 盛んに燃える炎のように勢いのよいさま。
※諸友宛吉田松陰書簡‐安政六年(1859)二月某日「平時炎々、臨事必滅」
③ 熱気の強いさま。ひどく暑いさま。
※艸山集(1674)一九・夏日作「夏日炎々無長、手揮団扇斜陽」 〔詩経大雅雲漢

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普及版 字通 「炎炎」の読み・字形・画数・意味

【炎炎】えんえん

かがやく。さかん。〔荘子斉物論大知閑閑寛裕)たり、小知分別ずき)たり。大言は炎炎たり、小言(せんせん)(無駄弁)たり。

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