炭化珪素(読み)たんかけいそ

精選版 日本国語大辞典 「炭化珪素」の意味・読み・例文・類語

たんか‐けいそ タンクヮ‥【炭化珪素】

〘名〙 炭素珪素化合物珪石コークス電気炉で熱して製する。化学式 SiC ふつうは黒紫色の結晶だが、純度が高ければ無色透明にもなる。融点は摂氏二七〇〇度以上で、ルビーダイヤモンド中間硬度をもつ。研磨材砥石耐火物、抵抗発熱体など用途が広い。商標名をカーボランダムという。珪化炭素。金剛砂

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「炭化珪素」の意味・読み・例文・類語

たんか‐けいそ〔タンクワ‐〕【炭化×珪素】

珪素炭化物珪石コークス電気炉で熱して得られる化合物天然でもモアッサナイトとして産するが、非常に稀。純粋なものは無色。きわめて硬く、酸におかされず、高温でも他と反応しにくい。研磨剤・耐火物・発熱体などに使用。商標名カーボランダム。化学式SiC シリコンカーバイド。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android