点火薬(読み)テンカヤク

デジタル大辞泉 「点火薬」の意味・読み・例文・類語

てんか‐やく〔テンクワ‐〕【点火薬】

起爆薬きばくやく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「点火薬」の意味・読み・例文・類語

てんか‐やく テンクヮ‥【点火薬】

〘名〙
発射薬爆破薬などに点火するのに用いる火薬衝撃摩擦・電気的加熱などにより発火させる。発火感度が鋭敏で着火性のよいものが用いられる。たとえば、雷酸水銀塩素酸カリウム硫化アンチモン、ガラス粉などを混合したものは衝撃で発火する。
※黄色い鼠(1977)〈井上ひさし〉一「その脚線電流が通って…、点火薬が発火し」
② 比喩的に感情を爆発させるきっかけとなるもの。
猟師と兎と賭と(1953)〈きだみのる〉「以上の無遠慮な言葉は三さんの癇癪の点火薬になるのに十分であった」

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