為成・為做(読み)しなす

精選版 日本国語大辞典 「為成・為做」の意味・読み・例文・類語

し‐な・す【為成・為做】

〘他サ四〙
① ある状態にする。つくりなす。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「おはしますべき所を、ありがたく面白うしなし」
② しくじる。しそこなう。失敗する。→しなしたり

し‐なし【為成・為做】

〘名〙 他に対する態度やふるまい。しこなし。しなせ。
日葡辞書(1603‐04)「ソナタノ xinaxini(シナシニ) ヨッテ コノコトガ アシュウナッタ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android