烏の灸（読み）からすのきゅう

精選版 日本国語大辞典

からす【烏】 の 灸(きゅう)

子どもなどの口のはしにできるただれ。口角炎。瘡(かさ)を生じることが多い。俗に、烏に灸をすえられたなどという。烏の口真似(くちまね)。

※土（1910）〈長塚節〉二三「彼の口の両端には鴉(カラス)の灸(キウ)といはれて居る瘡が出来て泥でもくっつけたやうになって居た」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

からす‐の‐きゅう〔‐キウ〕【^×烏の^×灸】

子供などの口のわきにできる白いただれ。

出典　小学館