烏賊の甲(読み)いかのこう

精選版 日本国語大辞典 「烏賊の甲」の意味・読み・例文・類語

いか【烏賊】 の 甲(こう)

イカ外套の内壁中央部にある甲殻。コウイカ類では舟状で厚く、炭酸カルシウムからなり、スルメイカ、アオリイカ類では薄く透明な殻皮質からなり、特に軟甲とよばれる。昔は薬用にもした。いかの舟。《季・夏》
延喜式(927)三七「烏賊骨(いかのこう)各四斤」

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デジタル大辞泉 「烏賊の甲」の意味・読み・例文・類語

いか‐の‐こう〔‐カフ〕【烏賊の甲】

コウイカ類が体内にもつ舟形部位石灰質でかたく、乾燥させてインコなどのカルシウム補給に用いられる。いかのふね。カトルボーン。

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