烽燧(読み)ほうすい

精選版 日本国語大辞典 「烽燧」の意味・読み・例文・類語

ほう‐すい【烽燧】

〘名〙 (「烽」「燧」はともにのろしの意) 令制で、外敵侵入通報などのための緊急通信施設。またその発する煙(夜間は火)。とぶひ。烽火。烽。
日本後紀‐延暦一五年(796)九月乙丑「宜山城河内両国、相共量定便処彼烽燧」 〔賈誼‐論時政疏〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「烽燧」の読み・字形・画数・意味

【烽燧】ほうすい

のろし。〔墨子号令上の烽燧と相ひみ、晝は則ち烽を擧げ、夜は則ち(燧)火を擧ぐ。寇の從(よ)りて來(きた)るを聞き、審らかに寇形(賊のようす)を知る。

字通「烽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android