無塩バター(読み)ムエンバター

デジタル大辞泉 「無塩バター」の意味・読み・例文・類語

むえん‐バター【無塩バター】

製造の際に食塩を加えないバターケーキなど菓子材料に多く用いる。
[補説]原料となる生乳微量塩分が含まれているため、厚生労働省の定める栄養表示基準では「食塩不使用バター」と表示される。製法によって、無塩発酵バターと無塩非発酵バターに分類される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「無塩バター」の解説

無塩バター

 食塩が含まれていないバター.調理製菓で必要とされ,また腎臓病患者の食事設計に使われることがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の無塩バターの言及

【バター】より

…日本では徳川家斉がインド白牛の乳から牛酪(バター)を作らせたといわれるが,上流階級の薬用として用いられたのみで,食用として用いられるようになったのは明治以降になってからである。
[種類]
 食塩添加の有無により加塩バターと無塩バターに分けられる。加塩バターは有塩バターともいい,食塩を1.5~2.0%加えたもので,日本で市販されているもののほとんどがこれである。…

※「無塩バター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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