無彩色(読み)ムサイショク

デジタル大辞泉 「無彩色」の意味・読み・例文・類語

むさい‐しょく【無彩色】

色の三属性である色相明度彩度うち明度だけをもつ黒・灰・白をいう。⇔有彩色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無彩色」の意味・読み・例文・類語

む‐さいしょく【無彩色】

〘名〙 白、黒および灰色をいう。むさいしき。
※光と風と夢(1942)〈中島敦一一「『一片(ペニイ)なら無彩色・二片(ペンス)なら色つき』の紙芝居

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無彩色」の意味・わかりやすい解説

無彩色
むさいしょく
achromatic colours

色相,明度,飽和度という色の三次元のうち,明度のみによって記述されるような色。白から灰を経て黒にいたる系列に属する色をさす。 (→有彩色 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「無彩色」の意味・わかりやすい解説

無彩色
むさいしょく

白、灰、黒の系統に属する色みのない色のこと。赤、緑、青などのような色みのある有彩色と区別される。無彩色は、色の3属性である色相、明度、彩度のうち、明度だけをもつ色である。

[雨宮政次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android