無熱池(読み)むねっち

精選版 日本国語大辞典 「無熱池」の意味・読み・例文・類語

むねっ‐ち【無熱池】

(「むねつち」「むねち」とも) 仏語阿耨達龍王(あのくだつりゅうおう)が住むという、炎熱の苦しみがない池。香山の南、雪山の北にあり、周囲八百里、瞻部洲(せんぶしゅう)の中心をなすという池。岸は四宝に飾られ、清冷水を出して瞻部洲に注ぎ、四大河のもとをなすという。阿耨達池(あのくだっち)無熱悩池(むねつのうち)
参天台五台山記(1072‐73)七「此金色龍是無熱池善如龍王之類也」 〔瑜伽論‐二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「無熱池」の意味・読み・例文・類語

むねっ‐ち【無熱池】

無熱悩池むねつのうち」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android