無畏(読み)むい

精選版 日本国語大辞典 「無畏」の意味・読み・例文・類語

む‐い ‥ヰ【無畏】

〘名〙
① 畏れることのないこと。あらゆる障害や苦しみを畏れないこと。無所畏。〔礼記表記
仏語。仏が大衆の中で法を説く時の、泰然として畏れるところのない自信。これに四種あると説き、四無畏(または四無所畏)という。無所畏。
※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「十力無畏の相は起居(たちゐ)するにあり」 〔勝鬘経‐一乗章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「無畏」の意味・読み・例文・類語

む‐い〔‐ヰ〕【無畏】

仏語。おそれるところのないこと。特に、仏が法を説くときの何ものをもおそれない態度。4種あると説き、四無畏しむいという。無所畏。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「無畏」の読み・字形・画数・意味

【無畏】むい

恐れず。

字通「無」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android