無着・世親像(読み)むじゃく・せしんぞう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「無着・世親像」の意味・わかりやすい解説

無着・世親像
むじゃく・せしんぞう

インドの高僧無着世親兄弟の像。奈良法相宗宗祖として尊信され,画像彫像に描かれた。承元2 (1208) ~建暦2 (12) 年造立した興福寺北円堂の運慶作のものが著名で,鎌倉時代初期の写実的な肖像彫刻として屈指名作国宝

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android