無見頂相(読み)ムケンチョウソウ

デジタル大辞泉 「無見頂相」の意味・読み・例文・類語

むけんちょう‐そう〔ムケンチヤウサウ〕【無見頂相】

仏語。仏の三十二相の一。仏の頭頂部にある肉髻にくけい。だれも見ることのできないところからいう。無見頂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無見頂相」の意味・読み・例文・類語

むけんちょう‐そう ムケンチャウサウ【無見頂相】

〘名〙 仏語。仏の三十二相の一つ何人も見ることのできない相であるところから仏の頭の頂の肉髻(にっけい)をいう。頂成肉髻相とも。無見頂。
※日蓮遺文‐撰時抄(1275)「末法に生て一歩をあゆまずして三祇をこえ、頭を虎にかはずして無見頂相をえん」

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