無軌道(読み)ムキドウ

デジタル大辞泉 「無軌道」の意味・読み・例文・類語

む‐きどう〔‐キダウ〕【無軌道】

[名・形動]
軌道がないこと。「無軌道電車
考え方行動常識はずれなこと。また、そのさま。「無軌道な若者たち」「無軌道な生活」
[類語]無謀無鉄砲めくら滅法闇雲盲目的後先見ず向こう見ず命知らず無闇やたらみだり無性にむやみやたらめったやたらめった無下に後先なし破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ放埒ほうらつ放縦放恣放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすらファディッシュファディズム気まぐれ気儘きまま浮気移り気むら気むら飽き性気移りお天気お天気屋飽きっぽい三日坊主気が多い熱し易く冷め易い物好き酔狂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無軌道」の意味・読み・例文・類語

む‐きどう ‥キダウ【無軌道】

〘名〙
① 軌道のないこと。「無軌道電車」
※街頭所見(1926)〈安川雄之助〉「速力の早い自由奔放な無軌道の交通機関が」
② (形動) 常識にはずれたでたらめな行動をすること。また、そのさま。
家族会議(1935)〈横光利一〉「いつもの忍の無軌道ぶりを知ってゐるので」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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