焦点(物理)(読み)しょうてん

百科事典マイペディア 「焦点(物理)」の意味・わかりやすい解説

焦点(物理)【しょうてん】

レンズ球面鏡などの光学系光軸平行光線が光学系を通過した後に一点を通る光線束になるとき,この点を焦点という。凸レンズ凹面鏡では実際に光線が焦点を通り,焦点から発した光は光学系を通過後,平行光線になる。凹レンズ凸面鏡では光学系を通過後,光線は焦点から発したように発散する。球面鏡や薄レンズの中心(厚レンズや組合せレンズでは主点)から焦点までの距離焦点距離という。→焦点深度
→関連項目凹面鏡凹レンズ口径比

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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