然あれど(読み)しかあれど

精選版 日本国語大辞典 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しか【然】 あれど

接続詞的に用いて先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。そうであるが。しかしながら。しかれど。されど。しかあれども。
古今(905‐914)仮名序「いにしへのことをも、歌のこころをも、知れる人、わづかにひとりふたりなりき。しかあれど、これかれ、得たるところ、得ぬところ、たがひになむある」

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デジタル大辞泉 「然あれど」の意味・読み・例文・類語

しかあれど

そうではあるが。しかしながら。しかはあれど。しかあれども。しかれど。しかれども。
「知れる人わづかに一人二人なりき。―、これかれ得たる所、得ぬ所、互ひになむある」〈古今・仮名序〉

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