焼け(読み)ヤケ

デジタル大辞泉 「焼け」の意味・読み・例文・類語

やけ【焼け】

焼けること。焼けたもの。「丸焼け」「日焼け
日の出前と日没後に、空が赤く見えること。「朝焼け」「夕焼け
硫化鉱物、特に黄鉄鉱に富む鉱床の露出部分。黄鉄鉱が褐鉄鉱になって褐色または暗褐色を呈し、焼けたように見える。
(接尾語的に用いて)日焼けすること。また、日焼けの跡についてもいう。「ゴルフ焼け

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岩石学辞典 「焼け」の解説

焼け

硫化鉱物とくに黄鉄鉱に富む鉱床の露頭.この部分は褐鉄鉱が存在するため褐色または暗褐色となり,物が焼けたような外観を呈する.この語は英国コーンウォール地方語で,細胞状(cellular)の褐鉄鉱と脈石の酸化された露頭で,多く鉱体の上に横たわるものをいう[Bateman : 1952].

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百科事典マイペディア 「焼け」の意味・わかりやすい解説

焼け【やけ】

鉱床の地表に露出している部分で,酸素・炭酸ガスなどを溶かした地表水地下水作用を受けて酸化その他の変化を受けているもの。金属硫化物酸化物炭酸塩などに変わり,特に鉄の硫化物は褐鉄鉱に変わっている。地下の鉱床存在の可能性を指示するもので,探鉱の手がかりになる。

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