焼玉エンジン(読み)やきだまエンジン

精選版 日本国語大辞典 「焼玉エンジン」の意味・読み・例文・類語

やきだま‐エンジン【焼玉エンジン】

〘名〙 (エンジンengine) 二サイクル内燃機関一つシリンダー上部にある鋼鉄製の焼玉を熱し、これに重油などの燃料を噴射させて爆発させる機関。構造が簡単で取り扱いが容易、安価に使用できるので、漁船や小型貨物船などに利用された。焼玉機関。〔交通(1948)〕
※君の名は(1952‐54)〈菊田一夫〉三「密輸入に使用した焼玉エンジンのポンポン船が」

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デジタル大辞泉 「焼玉エンジン」の意味・読み・例文・類語

やきだま‐エンジン【焼(き)玉エンジン】

焼き玉機関

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世界大百科事典(旧版)内の焼玉エンジンの言及

【焼玉機関】より

…焼玉エンジンともいう。2サイクル式クランク室掃気方式の内燃機関で,シリンダーヘッドに着火および燃焼のための焼玉ignition ballをもつ点が構造上のおもな特徴である。…

※「焼玉エンジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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