煮頃鮒(読み)ニゴロブナ

デジタル大辞泉 「煮頃鮒」の意味・読み・例文・類語

にごろ‐ぶな【煮頃×鮒】

フナの一亜種。全長約40センチ。体高が低く、体は筒形に近い。琵琶湖特産で、鮒鮨材料として珍重。まるぶな。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煮頃鮒」の意味・読み・例文・類語

にごろ‐ぶな【煮頃鮒】

〘名〙 コイ目コイ科の淡水魚。全長三五センチメートルに達する。琵琶湖特産の鮒の一種。同じく琵琶湖特産種のゲンゴロウブナに似ているが、下顎後端が角ばるとともに、体高は低く体幅は厚い。周年、湖の沿岸部の中・底層域に生息し、半底生性の浮遊動物を捕食。産卵期は四~七月。名産「鮒鮨(ふなずし)」の材料で、特に抱卵個体が喜ばれる。にごろ。

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