煽つ(読み)アオツ

デジタル大辞泉 「煽つ」の意味・読み・例文・類語

あお・つ〔あふつ〕【×煽つ】

[動タ四]
あおいで風を起こす。
「大うちはで―・ちのけるがごとくで」〈狂言記粟田口
燃える気持ちをあおりたてる。そそのかす。
「きやつは定業ぢゃうごふが―・つ」〈虎明狂・鼻取相撲〉
風のために火や薄い物が揺れ動く。ばたばたする。
屏風をたたむ如くにて、二、三度四、五度―・つと見えしが」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記

おだ・つ【×煽つ】

[動タ下二]おだてる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煽つ」の意味・読み・例文・類語

おだ・つ【煽つ】

〘他タ下二〙 ⇒おだてる(煽)

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