熊手性(読み)クマデショウ

デジタル大辞泉 「熊手性」の意味・読み・例文・類語

くまで‐しょう〔‐シヤウ〕【熊手性】

なんでも自分のものにしようとする欲深い性質
「花車さまは御存知―」〈浮・禁短気・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熊手性」の意味・読み・例文・類語

くまで‐しょう ‥シャウ【熊手性】

〘名〙 (形動) (熊手でかき集めるように) あらゆるものを自分のものにしようとする強欲な性質。また、そのような性質であるさま。欲ばり。
評判記・嶋原集(1655)松之部「かほは大略なり。躰よし。嶋原第一のくまで性(シャウ)なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android