熟蝦夷(読み)にきえみし

精選版 日本国語大辞典 「熟蝦夷」の意味・読み・例文・類語

にき‐えみし【熟蝦夷】

〘名〙 古代大和政権に服した柔順なえみし。⇔荒蝦夷(あらえみし)
書紀(720)斉明五年七月(北野本訓)「蝦夷は幾種ぞや。〈略〉類三種有り。遠き者をは都加留と名づく。次の者をは麁(あら)蝦夷、近き者をは熟蝦夷と名づく」

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デジタル大辞泉 「熟蝦夷」の意味・読み・例文・類語

にき‐えみし【熟蝦夷】

上代朝廷に服した柔順な蝦夷。⇔荒蝦夷あらえみし

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