熟読(読み)じゅくどく

精選版 日本国語大辞典 「熟読」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐どく【熟読】

〘名〙
文章意味を考えてよく読むこと。
※天理本日本書紀抄(1527)中「和歌も三十二字までは口内に熟読せらるる也」
談義本当世下手談義(1752)二「酒説養生論を朝夕熟読(ジュクドク)して」 〔東観余論‐附録〕
※洒落本・根柄異軒之伝(1780)「縁談の世話〈略〉年恰好是々と見繕、うそを云ても熟読(ジュクどく)させ、世話やき代をたくるべし」

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デジタル大辞泉 「熟読」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐どく【熟読】

[名](スル)文章の意味をよく考えながらじっくり読むこと。「名作熟読する」
[類語]精読味読閲読耽読読みふける愛読

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「熟読」の読み・字形・画数・意味

【熟読】じゆくどく

よく読む。〔宋史、隠逸下、徐中行伝〕(胡)授くるの經を得て、熟讀思、~夜、枕に安んぜざること踰年。~日(きやうじつ)坐し、詣(ざうけい)する、人測(はか)る(な)きなり。

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