熱心(読み)ねっしん

精選版 日本国語大辞典 「熱心」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐しん【熱心】

〘名〙
① (━する) 一つ物事精神を集中すること。熱中して行なうこと。
※開化本論(1879)〈吉岡徳明〉「方今洋学に熱心して、皇国男子心胆を奪はれたる者は」
② (形動) ある事をいちずにしていこうとする一生懸命な気持。また、そういう気持をもつさま。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「我が同胞兄弟は大に政治上の熱心を増加し」

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デジタル大辞泉 「熱心」の意味・読み・例文・類語

ねっ‐しん【熱心】

[名・形動](スル)ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま。「熱心な仕事ぶり」「熱心講義を聞く」
「会社の帰掛け稽古に―している由を」〈荷風・雨瀟瀟〉
[派生]ねっしんさ[名]
[類語]一生懸命一心不乱一心本気本腰真剣身が入る身を入れるシリアス専心打ち込む専念没頭没入傾注没我熱中夢中鋭意無我夢中背水の陣緊褌きんこん一番凝る耽る浸る骨折る骨を折る根を詰める目の色を変える心血を注ぐ手を尽くす身を投ずる身を挺する体を張る明け暮れる

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普及版 字通 「熱心」の読み・字形・画数・意味

【熱心】ねつしん

熱中する。

字通「熱」の項目を見る

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