熱情ソナタ(読み)ねつじょうソナタ

百科事典マイペディア 「熱情ソナタ」の意味・わかりやすい解説

熱情ソナタ【ねつじょうソナタ】

ベートーベンピアノ・ソナタ第23番へ短調。1804年−1805年の作曲。〈熱情(アパッショナータAppassionata)〉という副題初版(1807年)にはなく,1838年に4手用の編曲版を出したハンブルクの出版元がつけたもの。きわめて緻密な構造をもつベートーベン中期の傑作で,《交響曲第5番・運命》と類似したモティーフが使われている。→コーダ
→関連項目ベートーベン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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