燕山運動(読み)えんざんうんどう

百科事典マイペディア 「燕山運動」の意味・わかりやすい解説

燕山運動【えんざんうんどう】

中国で中生代後半に起こった地殻運動西部ではジュラ紀,東部では白亜紀に起こり,西から東へ波及。同様な運動朝鮮から日本では白亜紀に起こり,日本のものは広島変動と呼ぶ。断層,火山深成活動が繰り返され,大小内陸盆地を生じ,植物化石を含む陸成層が堆積褶曲(しゅうきょく)はそれほど著しくない。アジア東部から西はチベット,東は北米太平洋岸にも知られている。燕山(イエンシャン)は北京北方の山地

燕山運動【イエンシャンうんどう】

燕山(えんざん)運動

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「燕山運動」の意味・わかりやすい解説

燕山運動
えんざんうんどう
Yenshanian movement

中国東部で中生代後期に起った火成活動を主とする地殻変動。北京北方の燕山でジュラ系白亜系傾斜不整合から,翁文こうが命名した (1926) 。

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