(読み)はしゃぐ

精選版 日本国語大辞典 「燥」の意味・読み・例文・類語

はしゃ・ぐ【燥】

〘自ガ五(四)〙 (古くは「はしやぐ」とも)
① 乾く。乾燥する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
評判記・吉原用文章(1661‐73)一七「身のしる斗しぼりいだし候ては、らいねんは身がはしやき候て」
② 浮かれてしゃべりたてる。調子に乗ってさわぐ。浮かれてさわぐ。
※俳諧・毛吹草(1638)五「声のみや雨にはしやぐ時鳥〈吉次〉」

はしゃぎ【燥】

〘名〙 (動詞「はしゃぐ(燥)」の連用形名詞化)
① 乾くこと。乾燥。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
② 浮かれ騒ぐこと。
※水の葬列(1967)〈吉村昭〉一「列の先の方から、明るいはしゃぎが起った」

はしや・ぐ【燥】

〘自ガ四〙 ⇒はしゃぐ(燥)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「燥」の意味・読み・例文・類語

そう【燥】[漢字項目]

常用漢字] [音]ソウ(サウ)(呉)(漢) [訓]かわく はしゃぐ
かわく。「乾燥枯燥高燥
(「」の代用字)落ち着かない。「焦燥

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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