燻煙剤(読み)クンエンザイ

デジタル大辞泉 「燻煙剤」の意味・読み・例文・類語

くんえん‐ざい【×燻煙剤】

加熱によって煙霧質となり、殺虫殺菌効力のある薬剤

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精選版 日本国語大辞典 「燻煙剤」の意味・読み・例文・類語

くんえん‐ざい【燻煙剤】

〘名〙 加熱によって煙霧状となり、殺虫・殺菌力を有する薬剤。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「燻煙剤」の意味・わかりやすい解説

燻煙剤
くんえんざい

加熱によって煙霧質となり病害虫を防除する農薬の剤形。薫煙剤とも書く。熱に比較的安定な殺虫(殺菌)成分に燃焼剤を混合または近接させたものに点火し、あるいは殺虫(殺菌)成分に過熱水蒸気を吹き込むと有効成分が気化し、空中昇華凝固)して超微粒固体となり、病害虫の表面に付着し、防除の目的を達成する。缶入りや棒状あるいは錠剤の製品があり、温室や大気中に逆転層が発生したときに樹木に使用される。

[村田道雄]

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