爪の垢(読み)ツメノアカ

デジタル大辞泉 「爪の垢」の意味・読み・例文・類語

つめ‐の‐あか【爪の×垢】

爪と指との間にたまっているあか。
物事の少ないことのたとえに用いる語。ごくわずか。「爪の垢ほどの思いやりもない」
[類語]少し少ない少しく少少ちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数少量僅僅きんきんわずか数えるほどたったただたかだかしばらくなけなしささやか一抹心ばかりしるしばかり形ばかり低い手薄少なめ内輪軽少軽微微弱微微微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちび一つまみ一握り一息紙一重すずめの涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり小口寸毫すんごうプチほのか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる

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精選版 日本国語大辞典 「爪の垢」の意味・読み・例文・類語

つめ【爪】 の 垢(あか)

① 爪の先と指の間にたまった垢。爪くそ。
② (ふつう下に「程(ほど)」をつけていう) きわめて少量のもの、または取るに足りないもののたとえ。ごくわずか。
仮名草子竹斎(1621‐23)下「我は只(ただ)智恵才覚もいらぬなりつめのあかほど果報給はれ」

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