爪長(読み)ツメナガ

デジタル大辞泉 「爪長」の意味・読み・例文・類語

つめ‐なが【爪長】

《「爪に火をともす」の言葉から、火をともすために爪を長くする意》非常にけちなこと。また、その人。
内方は生まれついての―でござれば」〈伎・五大力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「爪長」の意味・読み・例文・類語

つめ‐なが【爪長】

〘名〙 (形動)
① 爪が伸びて長いこと。また、そのさま。
② (「爪に火をともす」の諺から、火をともすために爪を長くするの意) 非常に欲深いこと。けちなこと。また、その人やさま。吝嗇(りんしょく)。けちんぼう。
談義本・医者談義(1759)四「あのふくらやはかくれもない爪(ツメ)長」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android