爽気（読み）そうき

精選版 日本国語大辞典

そう‐き サウ‥【爽気】

〘名〙

① さわやかな大気。秋の、すがすがしく感じられる大気。《季・秋》

※本朝無題詩（1162‐64頃）六・秋日遊池亭〈輔仁親王〉「池台佳会何因縁、爽気好時秋景初」

※江戸繁昌記（1832‐36）四「爽気霜を挟んで、冷液漿を滴らす」 〔晉書‐王徽之伝〕

② 爽快な気分。身心に支障がなく、すがすがしい気分。

※中右記‐天永二年（1111）五月一日「今欲_レ定_二春日詣事_一、而此所悩之後、猶時々不例、無_二爽気_一」 〔世説新語‐豪爽〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

そう‐き〔サウ‐〕【爽気】

１ さわやかな空気。秋の涼気などにいう。
２ すがすがしい気分。

出典　小学館

普及版 字通

【爽気】そう（さう）き

爽秀の気。〔世説新語、豪爽〕桓宣武（温）、蜀をらぐ。參僚を集めて李勢殿に置酒す。～桓、に素(もと)より雄爽氣り。～爾(そ)の日發、古今の敗は人に由り、存は才に(かか)ることを敍す。其の磊(らいらく)、一坐賞す。

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出典　平凡社「普及版 字通」