片付く(読み)カタヅク

デジタル大辞泉 「片付く」の意味・読み・例文・類語

かた‐づ・く【片付く】

[動カ五(四)]
物が、置いておくのに適当な場所にきちんと納まる。散らかっていた物が整えられた状態になる。「やっと部屋が―・いた」「机の上が―・く」
物事一定の形に決まる。事態が落ち着く。
人間運命は中々―・かないもんだな」〈漱石道草
めんどうな物事がうまく収拾される。問題などが解決する。「例の一件が―・いた」「懸案が―・く」
嫁にいく。「娘が―・く」
じゃまになる者がいなくなる。
あるものに片側が接する。
「谷―・きて家居せる君が聞きつつ告げなくも憂し」〈・四二〇七〉
[動カ下二]かたづける」の文語形
[類語](3纏まる折り合う締め括る纏める終わる済む上がる引ける跳ねる終了する完了する完結する結了する終結する終決する終止する終息する閉幕する幕になる幕を閉じるちょんになるけりが付くかたが付く譲歩する妥協する歩み寄る折れる/(4嫁ぐ嫁する嫁入り輿入れ結婚縁付く縁を結ぶ縁結び玉の輿に乗る結ばれる妻帯さいたいする身を固める所帯を持つ一緒になる連れ添う添い遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android