片口鰯(読み)カタクチイワシ

デジタル大辞泉 「片口鰯」の意味・読み・例文・類語

かたくち‐いわし【片口×鰯】

ニシン目カタクチイワシ科の海水魚全長約15センチ。背部は暗青色、腹部銀白色沿岸表層を回遊し、太平洋沿岸の各地漁獲ごまめ煮干し材料ひしこいわし。しこ。せぐろいわし。 秋》
[類語]真鰯潤目うるめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「片口鰯」の意味・読み・例文・類語

かたくち‐いわし【片口鰯】

〘名〙 カタクチイワシ科の海魚。全長一八センチメートルに達する。背面は暗青色、腹面は銀白色。口は大きく、上あごは下あごより長く、吻端は丸く前方に突き出す。産卵期は春から秋にわたり、稚魚シラスは長期間みられる。成魚は、ごまめ、田作りなどの乾製品にするほか、鰹釣りの生き餌(え)にし、稚魚は、いりこ、しらす干しなどにする。各地の近海分布。しこ。まいわし。せぐろいわし。ひしこ。《季・秋》 〔大和本草(1709)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「片口鰯」の解説

片口鰯 (カタクチイワシ)

学名Engraulis japonica
動物。カタクチイワシ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android