片山博通(読み)かたやま ひろみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「片山博通」の解説

片山博通 かたやま-ひろみち

1907-1963 昭和時代の能楽師シテ方。
明治40年12月22日生まれ。観世左近の弟。妻は井上八千代(4代)文化功労者片山幽雪(9代片山九郎右衛門)の父。「猩々(しょうじょう)」の仕舞で初舞台をふむ。昭和3年雑誌「観世」を創刊。19年8代九郎右衛門を襲名,のち博通にもどった。観世流シテ方としての演能のほか,新作能・新作狂言の創作などで活躍。昭和38年3月10日死去。55歳。京都府出身。初名は寿雄(としお)。著作に「幽花亭随筆」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android