片息・肩息(読み)かたいき

精選版 日本国語大辞典 「片息・肩息」の意味・読み・例文・類語

かた‐いき【片息・肩息】

〘名〙 絶え絶えで苦しげな呼吸。今にも絶えそうな弱々しい息。虫の息。
古今著聞集(1254)二〇「蛙〈略〉或ひは食ひ殺し、或ひはかたいきして、腹白になりてありけり」
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一五「源次郎肩息をつきフウフウとばかりで返辞も致しません」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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