片意地(読み)かたいじ

精選版 日本国語大辞典 「片意地」の意味・読み・例文・類語

かた‐いじ ‥イヂ【片意地】

〘名〙
① (形動) 頑固(がんこ)意地を通すこと。また、そのさま。強情。執拗(しつよう)。〔文明本節用集(室町中)〕
※虎明本狂言・遣子(室町末‐近世初)「それほどおしゃらばかけにいたさう。かたいじに物をおしやる」
黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉五「其れ其れまた其様(そん)な眼をする。頑固者(カタイヂ)めが!」

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デジタル大辞泉 「片意地」の意味・読み・例文・類語

かた‐いじ〔‐イヂ〕【片意地】

[名・形動]自分の考えを執拗しつように押し通すこと。また、そのさま。「片意地を張る」「片意地なところがある」
[類語]かたくな強情意地っ張りいこじ業突く張り強情っ張り頑固頑強頑迷一徹石頭気難しい意地になる意地を張る我を張る梃子でも動かない

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