片枝(読み)かたえ

精選版 日本国語大辞典 「片枝」の意味・読み・例文・類語

かた‐え【片枝】

古今(905‐914)東歌・一〇九九「をふの浦にかたえさしおほひ熟(な)る梨の成りも成らずも寝て語らはん〈伊勢うた〉」

かた‐えだ【片枝】

〘名〙 一方の枝。片方の枝。かたえ。
万葉(8C後)七・一三六三「春日野に咲きたる萩は片枝(かたえだ)はいまだ含(ふふ)めり言な絶えそね」

かた‐つ‐え【片枝】

〘名〙 (「つ」は「の」の意) 一方の枝。片方の枝。かたえだ。

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盆栽用語集 「片枝」の解説

片枝

幹の片側に枝が集中して、反対側には少ない状態。模様木などではマイナス要素だが、吹き流し樹形などでは映える。

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